寝ても覚めても

あなたのことばかり。

これが愛じゃなければなんと呼ぶのか めめこじ脱出島感想

冒険少年の脱出島、観ました。

まずは!康二くん!めめ!対戦相手のフワちゃん、春日さん、そしてスタッフの皆さま!本当に本当にお疲れさまでした!!!無事に帰ってきてくれて何よりです...!

余韻がすごすぎて、考え込みたいことが多すぎて、できることなら気が済むまでテレビの前にぼーっと座り込んで、リピしたいときにリピしたいシーンをリピしたいだけしたいのですが、やらなきゃいけないことはあるし実際そういうわけにもいかないので、取り急ぎこのぐるぐるまとまってない感情を書き留めておこうと思います。少なくともこの感情をずっと胸に住まわせておく自信はない。

 

※以下結末までガッツリネタバレしてます!未視聴の方はお気をつけください!※

 

以前、私はドッキリGPのいけにえ村ドッキリを観た際、衝動でブログを書きましたが、今回もあの時とよく似た感情です。アウトプットせずにはいられないというか。

mylifeismymessage1052.hatenablog.com

 

今回の企画、ティザーを通じて分かっていたことは、

・めめこじの仲睦まじい様子が観れる

・食料調達のためにめめが海に出て、康二くんは森で水集めたりカニつかまえたりしてる

・2人とも泣いてる

ってことぐらいでした。雑誌では他のことも話してたりしたのかな?雑誌全然追えてないので私にとってのヒントはこのティザーと本人たちのブログくらい。ブログはそんなに情報なかった、月1の更新がオンエア前だったしね。

島に着いて2人で仲良くサッカーして、火起こしして、二手に分かれて食料調達して、焚き火囲んでごはん食べて、その流れでちょっと2人の関係性とか昔のこととか話して泣いちゃったりなんかして(それスノキャンプ回のめめこじ版、みたいな)、夜が明けて2人でイカダ作って、脱出して、無事帰ってこれてよかったね〜〜!ちゃんちゃん!って感じかなと勝手に想像してました。そしたら、

全然そんなもんじゃなかった。あんな想像どっかに吹っ飛ぶレベルに、実際は想像よりもずっとシビアで、切々と胸に迫る展開で、後半3分の2ぐらい観ていて苦しかった。これはマジ、誇張なしで。

 

まず2人分かれて脱出する、っていうのが想定外。2人で力を合わせてオールを漕いで1艘のイカダを前に進める画を、脱出島挑戦が発表されたその時から幾度となく想像してきたのに、1日目の昼にしてそうじゃないって分かって衝撃でした。まぁ冷静に考えたら本来脱出島ってひとりで参加するものであって、むしろペアでの挑戦がイレギュラーなわけで。しかも参加者へのビデオメッセージもめめと康二くん、それぞれに準備してあったことからすると、別々での挑戦は台本で決められていたこと、そういうものだったのかなぁとも思う、今となっては。

とはいえ別行動になってから康二くん明らかに寂しそうだし、笛で呼ばれたときの反応かわいすぎましたね、「めめ〜!!」って......めめもそれ見てニコニコしてるし単独行動の間も結局ずっと康二くんのこと気にしてるしで、もうずっと2人でいてよ!!!!って心で駄々こねてました......2人でごはん食べて、2人で目黒川のプール入って、2人でアルミにくるまって寝て、2人でイカダ作って、2人でオール漕いで、2人で一緒にゴールテープを切る、これの一体何が悪いんだ!!?と。

(別行動が台本で決まっていた可能性はいったん置いておいて)これはやっぱり、2人のやりたいことを重視した結果なんですよね、どちらかが折れて相手の案に乗っかる、というのは違った。それだけのことなんだと思います。何となく康二くんが折れそうなイメージだったんですが(というよりめめが絶対に折れなさそう)、康二くんがどうしてもレーシングボート式のイカダを譲らなかったのは、お母さんにアイデアを出してもらっていたからなのかなぁと。模型まで作ってアドバイスくれたお母さんの意見は絶対に採用したかったのかなと思っただけでもうめちゃくちゃしんどい...愛だ...

 イカダのアイデア含め、元軍人(初出し情報だよねこれ!?びっくりした...サバイバルのプロじゃん...)のお母さんの知恵を無人島でたくさん活用した康二くん。たまに繋ぐテレビ電話が平和で平和で...私にとって希少なほっこりタイムでした(感情移入のしすぎで大体ずっと苦しかったオタク) 息子の脱出を気にかけるお母さんと、それに笑顔で応える息子、それを静かに見守る周囲...どこまでもやさしい世界...もうこのテレビ電話の様子とめめこじがキャッキャしてる様子だけ見せてくれ...極論...

支えられる印象の強かった康二くんに対し、めめは目標に向かってひとりで着実に歩みを進める印象が強いように見えて、実は康二くんの存在にずっと支えられていたように思います。「康二の分も俺が食料とってこないと」「康二には負けたくない、でも康二が負けるところも見たくない」口を開けば康二くんの名前ばかり。極め付けは、スタッフさんの制止も振り切って有人島に辿り着いたときの第一声が「康二はどこですか」だったところ......気合いを入れたいとき、感情が昂ったときに雄叫びをあげる姿を何度も見せてきためめのことだから、体力の限界とはいえ「やったぞー!」とか「着いたー!」とか、まずはそう言うんじゃないかなと思ったんです。でも最初に発したのはパートナーを解消したはずの康二くんの名前だった......「ひとりで脱出するのがこの企画の醍醐味じゃないですか、向こうも作りたいものの気持ちが強かったし」と語っていながら、やっぱりずっとずっと気にかけていて。康二くんがリタイアしたことを知って、涙しながら「気持ちはずっと一緒だった」「気持ちだけでも一緒にゴールできた」って......もうそんなんズルいじゃん......(滝涙)

一方の康二くんも、私から見てもこれ以上は無理そうな状態で、スタッフさんに制止されたとき、「めめがなんか言うまではもうちょいやらせてください」と......めめがやるなら俺もやる、っていうのが......めめ基準、というよりはめめも頑張ってる事実さえあれば何だってできる!っていうマインドだったんだろうなぁ......俺だけ折れるわけにはいかないっていう意地でもあっただろうし......康二くんがチャレンジするって聞いて絶対無理だって言った皆さん観ましたか......この姿見てやっぱり無理だっただろなんて口が裂けても言えませんよね......?そうですよね......?(圧)

 

この脱出島を通じて、対決企画でも結局協力しあっちゃう(過去の冒険少年参照)無類の仲良しコンビとしてのめめこじを超えて、気持ちのもっともっと深いところで静かに、でも熱く繋がる、運命共同体としてのめめこじを垣間見ることができたように思います。

めめこじといえばそのバグった距離感ゆえに、まるで恋人かのようなイチャラブ系の絡みがクローズアップされがちですが、2人ともSnow Manのメンバーなわけで。パフォーマンスに対するこだわり、熱量が半端なくて、世界中どこにも負けない!って胸張れる熱いパフォーマンスが魅力で、最後は気力!体力!根性!なスポ根集団。そこに同タイミングで入ってここまで突っ走ってきた2人。その繋がりに情熱がないわけがない。

 

フィナーレの間ずっと鳴っていた「馬と鹿」が気になって、今更ながら初めてちゃんと歌詞を拝見しました。そしたらもう、これが今回の脱出島にぴったりで。

www.uta-net.com

 

まだ味わうさ 噛み終えたガムの味

冷めきれないままの心で

ひとつひとつなくした果てに

ようやく残ったもの

 

これが愛じゃなければなんと呼ぶのか

僕は知らなかった

呼べよ花の名前をただ一つだけ

張り裂けるくらいに

まだ歩けるか 噛み締めた砂の味

夜露で濡れた芝生の上

はやる胸に 尋ねる言葉

終わるにはまだ早いだろう

 

誰も悲しまぬように微笑むことが

上手くできなかった

一つ ただ一つでいい 守れるだけで

それでよかったのに

あまりにくだらない 願いが消えない

誰にも奪えない魂

 

この選曲は、特に今回の挑戦の内容を意識してのものではないかもしれません。「馬と鹿」といえばTBS系のドラマ「ノーサイド・ゲーム」の主題歌で、冒険少年に限らず、数々のバラエティで局を問わず(特にTBS系が多いイメージは勝手にある)ラグビーにまつわるシーンや感動的なシーンにBGMとして使われてるところを、私も幾度となく見てきたから。

それにしたってハマってるなぁと思ってしまう。海の上で体力も限界を迎えて、もうオールを漕ぐ力なんてどこにも残ってなくて。そんな状況でも、いや、だからこそ、口をついて出るのは愛する人の名前。まだ歩けるかと自分に問えば、諦めるにはまだ早いだろうと返ってくる。言われた通りにリタイアすればみんな安心するし、もしもの事態も回避できる、今なら。きっとそれが大人の対応ってやつなのかもしれないけど、それでも「自力で有人島に漕ぎ着く」という夢が、有人島で相棒とゴールを喜び合うという夢が消えない。

 だから。気力を振り絞り、喉を震わせて発するのは、諦めを受け入れる言葉ではなく、ひとりゴールした喜びの叫びでもなく、愛する人の名前なのだ。

 

「これが愛じゃなければなんと呼ぶのか」

今回めめこじが見せてくれたのは、愛だった。

 

結末を知った上で、2人が一緒に行動していた冒頭の時間を思い返すと、尚のことその無邪気さと陽だまりのようなあたたかさが沁みる。サッカー、漫才、火起こし。そして別行動を経て、再び同じ空間に集った2人が、焚き火を囲んで語った過去。このシーン本当によかったので極論ここだけノーカットで見せてくれ(2回目の極論) 康二くんがめめのことを語るシーンもあったんだろうか...あったのならぜひ観たい

2人でずっと一緒にいてくれ!と駄々をこねる自分は未だにいるっちゃいるんですが、別行動したからこそかえって、2人の間にある、他の誰も入り込めない本質的な繋がりの深さ・強さが証明されたように思います。もうこうなったら台本の有無とかどうでもいいわ!そういう問題じゃないんだこれは

 

結末を知った上で思い返すとしんどいのはこれだけじゃありません。放送前に世に出ていた宣伝の数々を、今こそ見直してみてほしいのです。

youtu.be

まず、脱出島挑戦が決定した直後のめめこじ。8月17日収録ですって。まだめめがテクノカット(逆に新鮮)

「対決にしてもらっていいっすか?笑」っていうめめの一言、この時はまたまたご冗談をwって感じで見てたけどまさか現実になるとは...

youtu.be

スタジオ収録後のめめこじ。お互いの「よぉ頑張ったな(肩ポン)」が沁みすぎてヤバい。

j-island.net

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島動画の番宣で、出演してないメンバーが一緒に動画撮るって珍しいな〜と思って見てた2本。やっぱなかなかないよね、こういうの。こうやって出演してないメンバーも一緒になって「撮ろうぜ〜!」ってなるくらいには、他メンにとっても今回の挑戦はビッグプロジェクトだったんだろうな〜...素人が考えても、収録のために丸2日、そのあとリカバリー期間も考えると最短でも4日は9人揃わないわけで。(最低でも丸2日は収録後にお休みもらっててほしい...)そう考えるとみんな意識するよね、何より2人の身体が心配だし。

2本目の動画、舘さんが康二くんの目をまっすぐ見つめて「無事に帰ってきてくれてありがとう」って言ってるのがもう......ほんとにそう......無事でよかった本当に......

 

後半3つの動画は脱出収録後に撮影した動画だけど、2人とも明るいテンションで宣伝してくれてるのがプロだなぁと...バラエティなんだから当たり前って言われそうだけど、特に康二くんは不本意な結果に終わってるわけで。それについてどうでしたか?って感想を求められたり(もちろん結末について話してはいけない)実際にその挑戦の様子をみんなに見られるっていうのはどんな気分なのか私には想像つかないけど、結末の展開を感じさせずに楽しくハッピーに宣伝するのは、プロのお仕事だなぁって思いました。

 

2人が頑張ったことで番組内ではSnow Manの名前・ロゴと2人の名前が数えきれない回数登場して、BGMではSnow Manの楽曲が流れて、ラストには2ndシングルの宣伝が表示されて、avexさん提供だったから2ndのCMも流れて。4時間ずっと、ワイプ含め画面のどこかに2人が映り続けるスゴさ。昨日の脱出島を通じて、Snow Manに興味持ってくれた人も少なくないんじゃないかな〜と思います。

メンバーの頑張りって、最後はグループに還元されるんですよね。逆も然り、グループ名が売れれば個人も注目してもらえるようになる。今回のめめこじの貢献度半端ないと思います。そこも含めて2人には本当に頭が上がりません。これもグループ「愛」だね、うん。

 

すいません、ほんの少しの言及にはなってしまうんですが...

フワ姉、女性の目線から見ててカッコよすぎました...いや、紅一点男性陣に混じって挑戦して、有人島にたどり着くの、一体どれだけの気力と体力を要したんだろうって...想像もつきません。自分が楽しんでる姿を見せることでみんながハッピーになってくれたらいい。失敗したって諦めなければ何度でもやり直せる。以前からずっと思っていましたが、最高に素敵なマインドの持ち主だなぁと改めて。自分の発信力の大きさを自覚して、それをいい方向に使うのって実は結構難しいことなんじゃないかなと素人ながら思うんですが、フワ姉はそれを自然と意識して実行してるのがたまらんカッコいいです。最高です。今度はアンミカさんとコンビで挑戦してください、何卒。

春日さんはさすがの体力と持久力...!芸人さんらしく(たまに荒い)ボケを挟みつつ、でも実行しているのは4人の中でも群を抜いて無駄のない、実用的なテクニック揃い。見ていてシンプルにカッコよかったです、本当に。時間をかけて修復したイカダを最終的に海上でバラすシーンなんか観てて痺れました...あとは体力勝負でいける!と判断する思い切りの良さ。そして本当に1位フィニッシュしてしまう勝負強さ。いや〜〜〜今思い返してもかっこいい......

そしてスタッフの皆さま。めめこじを無事に連れて帰るために、リタイアをはっきり勧告していただきありがとうございました。Snow Man全員、恐ろしいくらい頑固な人たちで、しかも体力に結構自信を持ってるので、何も言わなければきっと2人とも永遠に漕ぎ続けてると思います。でも彼らも人間なので、適切なタイミングでのストップが必要です。康二くんを強制ストップしてくださりありがとうございました。どうしても折れなかっためめを、伴走船で慎重にゴールまで見守ってくださりありがとうございました。2人の頑張りを映像を通して私たちに届けてくださりありがとうございました。めめこじ、2人とも熱い男です。どうかこれからもよろしくお願いします。

そして、脱出島企画。2人がもし「またやりたい」と言うことがありましたら、そのときはまた、ぜひよろしくお願いします。

 

康二くん、めめ、改めて本当にお疲れさまでした。2人の愛を、この目でしかと確かめさせていただきました。2人は本物のニコイチなんだなと改めて思いました。シンメとも、親友とも、家族とも違う、「運命共同体」。うん、やっぱりこの言葉が一番しっくりくる。

これからも、肩を組んで、寄り添いあって、同じ歩幅で歩んでいく2人を見ていたいです。どうかずっと一緒にいてください。それがファンの願いです。

 

何に例えよう 君と僕を 踵に残る似た傷を

晴れ間を結えばまだ続く 行こう花も咲かないうちに