寝ても覚めても

あなたのことばかり。

ありったけのありがとうと大好きにリボンをかけて。

2021年1月22日。昨日、Snow ManSixTONESがデビューしてから1年が経った。

 

昨日、1年前の気持ちを思い出したくて、DVDに焼いて大切に保存してある、デビュー当日の朝のZIP!を見直した。緊張と喜びとこれからへの期待感が混ざり合った表情をした15人を見ていると、あの日祈るような気持ちで画面を見つめていた朝のことを思い出して、懐かしいなぁ...と思わず呟いた。

 

メンバーも、9人を近いところで支えてくださっているスタッフさんも、遠くからエールを送り続けるファンも、この1年間ずっと全力だったなぁと改めて思う。

うまくいったことよりも、うまくいかなかったことの方が多かったこの1年。あんなことにならなければ、こんなはずじゃなかった、どうしてよりによって今年に。やり場のない悲しさ、悔しさに心が砕けそうになったのは、私だけではない。まして9人は、夢の舞台に立つはずだった張本人。息を潜めて演技に見入る観客も、一面のペンライトの海も、心を支える歓声も、笑顔も、9人の前にはなかった。舞台に立つことを生業とする彼らにとって、それがどんなに辛いことか。

それでも、現実の彼らは笑いと希望を日々届けてくれた。9人はどこまでも光だった。家にこもるしかない日々に、心を動かし続けてくれる存在がいてくれたことがとにかくありがたかった。見つめる画面はいつも一緒でも、その向こうに広がる景色はいつも違っていて、そのとき限りのきらめきが確かにそこにあった。それが日々楽しかった。こんなパジャマ着てるんだ、こんな料理作るんだ、部屋にはこんなインテリアがあるんだ......webの期間限定コーナー「すのとStay Home」 (この響きも既に懐かしい)では、普段では知り得なかった情報が知れてワクワクしたし、あまりに単調で曜日感覚を失いがちだった中、毎週水曜日17時にすのちゅーぶがアップされることは数少ない楽しみのひとつだった。それに、ブログ更新もそれスノも。定期更新のコンテンツにここまで救われた気持ちになったのはあの時がはじめてだったな。

舞台に立てなくたって、彼らは日々人知れず成長していてもっともっと魅力的になっていく。それを思い知ったのが、Snow Man ASIA TOUR 2D.2D.と滝沢歌舞伎ZERO2020 The Movie。Snow Manだって人間だから、外出を制限され、レッスンも受けることもない自粛生活が明けたあとの身体はやっぱり弱っていて、それでもその身体に鞭打って、私の想像なんかとても及ばないくらい壮絶な稽古を経て、ステージに立つ彼らの姿はもう本当に本当にかっこよくて眩しくて。カメラの向こうにだってこんなに熱量を届けることができる人たちのパフォーマンスを生で見てしまったら一体どうなるんだろう...と、今から楽しみであり、ちょっと怖くすらある。

それに、自粛期間中にも、9人で活動できない間も、着実にチャンスを掴んでいく姿が頼もしくて。個人の仕事が決まったり、中国語の勉強に励んだり...時間をただ持て余すんじゃなくて、さらに飛躍するための準備期間とするその姿勢が、苦しい時期にもお仕事を呼んできたんだと思う。

 

それでもやっぱり、9人揃って舞台に立つ彼らに勝るものはなかった。

Snow Manは強い人たちだから、9人揃ってないからってへこたれることはない。でも、やっぱり9人揃わないと最強ではない。

Snow Manは9人揃ってはじめて完成する、ということを何度も何度も再認識させられた1年だった。

 

私が好きな言葉に、「ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。」というものがある。これは、旧約聖書に収録されている「コヘレトの言葉」の一節だ。

私はクリスチャンではないが、中高とキリスト教系の学校に通っていて、これはその学校生活の中で知った聖句のひとつ。聖書は遠い昔からずっと読まれ愛され続けてきた本というだけあって、たとえ聖書を聖典とする宗教を信仰していなかったとしても、共感できたり教えられたりするところが多くある。6年間でたくさんの聖句に出会ったが、これがダントツのお気に入り。

「#ひとりじゃないって最強だ」というGrandeurのキャッチコピーを目にしたとき、私の頭にこの聖句がよぎった。ひとりでできることだってたくさんあるだろうけど、誰かと一緒ならもっと大きなことができる。ひとりじゃないことは最強の武器になる。

この聖句はこのあとにこう続く。

「倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。

更に、ふたりで寝れば暖かいがひとりでどうして暖まれようか。

ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。三つよりの糸は切れにくい。」

この言葉が、今の私にはデビュー1年目を肩をがっちり組んで駆け抜けた9人の姿そのものに見える。助け合い、あたためあい、共に困難に立ち向かう。一見綺麗事のようにも見えることを、9人はごく自然にやっている。この冷え込んだ世の中で、その姿は確かにたくさんの人の心を癒し、元気付けている。現に私もそのひとりだ。

 

ひとりじゃない。9人だけでもない。ファンだけでもない。Snow Manの強みはそこにあると、1月20日のアニバーサリー記念生配信を見ていて改めて思った。ファンが9人を思うように、9人もまたファンを思っている。それを確認できてうれしかったし、9人とファンが思いを共有できる環境にいることの幸せを噛み締めた。タレントがファンのチャットを見てコメントを拾ってメンバーと共有するなんて、つい数年前までのジャニーズでは考えられないこと。ファンの思いがダイレクトに届くということは、それだけタレントが心ないコメントに傷つく危険に晒されるということでもある。あの企画が生で実現できたこと自体、メンバーとファンの関係性への信頼の現れだと勝手に思っている。

配信のあと投稿されたweibo。

https://m.weibo.cn/status/4596139351347361?

「生まれてきてくれてありがとう」なんて、親にも言われたことのない言葉を、本気で愛する推しから言ってもらえる幸せ。この1周年は、9人がその努力で掴んだもの。それでも9人はそこに、ファンを加えてくれる。一緒に喜ぶのはファンの勝手、ではなくタレント側からその輪に誘ってくれるあたたかさ。「そんなのこっちのセリフだよ......」と言いたくなるような言葉ばかりで、何度読み直してもうれしくなってスマホを抱きしめてしまう。こんなの、いつまでもどこまでも応援したくなるに決まってるじゃん。

 

メンバーが9人いて、それぞれ他方面で活躍してて、YouTubeで動画配信もしてて、ハマる間口が広くて、かつ9人揃ったパフォーマンスは世界を本気で目指すクオリティで、ちょっと興味が出て手を伸ばしたCDやDVDは内容が濃くて、いざ本気で好きになったら心をがっちり掴んで絶対に離さない。こんなのハマらない方が難しいって。9人がこれから年月を重ねてどのように飛躍していくのか、楽しみで仕方ない。

 

 

ちょうど今日、D.D.のmvが再生回数4000万回を突破した。めでたい!幸先のいい2年目のスタート!

www.youtube.com

 

Snow Manには、2020年に残した忘れ物がたくさんある。

観客を入れた滝沢歌舞伎にコンサート、紅白初出場。2021年はそれを取りに行ける1年になってほしいと切に願う。

前2つは現状を考えると難しいだろうけど、佐久間くんが「2021年、絶対生きてみんなに会う!!」って言ってくれたから、こちらもそれをずっと願い続けるし、積極的に口に出していこうと思う。言霊ってあると思うから。

 

何より、9人にはずっと幸せでいてほしい。

そして、ずっと一緒にいてほしい。だって一緒にいるときの9人が本当に心の底から楽しそうだから。メンバーに会えなくてさみしいなんて、個人仕事が忙しすぎるから、以外の理由で感じてほしくない。

 

家にこもりきりの毎日、自分たちだって辛かったはずなのに、笑顔を届けてくれてありがとう。望まない形であらゆる幸せや楽しみが失われた日々に、変わらない喜びと潤いをくれてありがとう。勇気をくれてありがとう。いざ本当に訪れた嵐の活動休止の現実にしおれた心を、たっぷりの供給と愛で満たしてくれてありがとう。

その団結力が、チームワークが、一糸乱れぬダンスが、重なり合い響き合う歌声が、9通りの個性と情熱が大好きです。

とても言葉にしきれないほどのありがとうと大好きを、日々拙い文章とイラストに載せて、9人の目に入るかどうかはわからないけど、これからも発信していきます。Snow Manを高く押し上げる、大きなうねりの一部になれたらそれでいい。それが私にとっての幸せです。そしていつか、ペンライトの海の中の一点の光になって、9人を照らすのが今の私の夢です。運命さえ超えて、いつか絶対に掴みたい夢。

 

Everything is everything with you.

どうかこれからも末永くよろしくお願いします。今までもこれからも、9人のことが大好きです。